子供が公文に頑張って通っていると思っていたら、突然「もうくもん行きたくない!」と言われた、なんてお悩みではありませんか。
無理に続けさせていいものか、やめさせてやめ癖がつかないものか、など心配になりますよね。
そこで今回は公文に行きたくない、やめたいと言われた時の考え方と、取れ得る選択肢5つをご紹介します。
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子供に公文は嫌だと言われた!
その日は突然やってきます。
「公文行かない!」と、突然公文の日に言われて全然行こうとしないんですよね。
そこで、考えられる「公文に行きたくない」理由について、まず1つずつ確認したいと思います。
大切なのは、子供が行きたがらない、ということは、何か理由があるということです。
その理由が大人からするととても些細な事に思えることもありますが、子供にとっては大問題のこともありますよね。
どんな理由で嫌がっているのか、しっかり見てあげられるといいですね。
勉強が難しい
まず、多いのが公文で行っている勉強が難しい、という理由です。
くもんは先取り学習をしていき、その進み方はスモールステップで無理のない先取が基本です。
それでも、突然難しくなった、と子供なりに感じるポイントはあるようです。
そんなとき、くもんが難しいので行きたくない、と感じることは割とどの子にも起こると公文の先生も言っていました。
今まですらすら解けていたものができなくなった、というのは子供としても不安になったり、億劫になったりするものです。
幼稚園・学校・他の習い事などで忙しい
子供でも幼稚園や学校に行きだすと意外と時間がなく、忙しくなるものですよね。
特に公文は週に2回もあるため、学校などから帰ってから公文に行く、というのは体力的にしんどい場合もあります。
特にうちの子供の場合は保育園に17時まで行っているので、その後にまた公文、というのは慣れるまでかなり大変そうでした。
友達と遊べないのが辛い
学校から帰ってきてすぐに友だちと遊べるような環境だと、週に2回も公文に時間がとられると「遊べない日が増えて辛い」と思うのかもしれません。
また、友達が遊んでいる中、「なぜ自分だけ公文に行かなければいけないのか・勉強しないといけないのか」という思いもありますよね。
やっていることに意味を見出せない
公文は規則的な計算問題などをひたすら繰り返すような学習方法、ということもあって小さいうちは特に「やっていてよかった」と思えることは少ないです。
私のように大人になってから、「あのときもっと計算を勉強していたら大学入試で苦労せず済んだのに」なんて思うことはあっても、
子供のうちから公文の成果を実感することは難しいはずです。
やっていることに意味を見いだせれば、多少しんどくても難しくても頑張れるものですが、そうでなければ「何のためにやっているの?」と思ってしまいますね。
先生と合わない
公文は自学自習のシステムですが、小さいうちは特に先生に細かく指導してもらわないと進むことができません。
そんな中、先生と相性が悪いと、先生の言うことを聞いて勉強していくことは難しくなってしまいます…!
特に小さい子の場合は「公文のお教室=先生」 のようなところがあります。
私のママ友も子供を公文に行かせていましたが、「先生が偏った性格で、とにかく宿題をきちんとしなさい、など押し付け感が強いのがしんどい」と言っていました。
その子の場合は公文をやめて、もっと別の習い事を探す、ということでした。
公文は通うときの負担も考えて家から近い教室、という観点だけで選びがちなので先生と合う・合わないは運のようなところもありますね。
性格が合わない場合でも子供のことをよく考えて、子供に合わせてくれる先生ならばいいのですが、そうではない場合は親がそれを感じ取ってやめさせてあげるのも大切です。
公文をやめたいと言われた時の対処法
公文をやめたい、と言われた時に理由をきちんと子供と話し合えればいいのですが、特に小さな子供ではその本意がわからないこともありますよね。
宿題を減らす
まず試してみてほしいのが、宿題の量を減らす、ということです。
特に公文の教室に行っている間はなんとか問題を解いたり、楽しくできたりしている場合は宿題の量を減らしてもらうことだけで解決できることも多いです。
教室の先生に、「最近公文をやめたい、と言っているんですが、教室の様子はどうですか?宿題の量を減らして様子を見たいのですが」など相談するといいですね。
また、すでにもらっている宿題が予定通り終わらなかった場合も、そのプリントをそのまま公文に持って行かせても大丈夫!
簡単な問題に戻る
公文は何度も同じ問題を繰り返し解くシステムなので、つまずいたら少し戻って簡単な問題を再度やる、というのも普通のことです。
先取りをしていた場合も、一度前の問題に戻ることでより理解が深まり、今の先取りの問題も簡単にできるようになるかもしれません。
また、「以前は難しいと思っていた問題をもう一度やったら前より簡単にできるようになっている!」などの効果も感じられますよ。
一度簡単な問題に戻ることで、「すらすら解けて楽しい」という感覚を思い出し、またリズム感良く難しい問題も解けるかもしれません。
宿題を家で楽しくやる
公文の宿題を毎日やるのが負担そうな場合は、親子で少しでも楽しくできないか考えてみるのもいいと思います。
親子で競争して宿題を一緒にやる、文房具をかわいいものにする など小さいことでもいいですし
今まで宿題をやっていた部屋を変えて気分を変えてみる、などもおすすめです。
また、いつもお母さんが宿題を見ている、という場合はお父さんとやってみる、などもうちの場合は効果がありましたよ。
⇒子供が公文の宿題しないと親もイライラ…そんな時我が家で速攻で効果がある方法4選
公文を行きたがらない子供に「早く今日も宿題やりなさい」というのは逆効果なので、「今日1枚だけでいいから、一緒に宿題やろうよ~」と気楽な感じで誘ってあげるのがいいですよ。
休会して様子を見る
公文は1か月~3か月の範囲内で休会することができ、その分の月謝はいりません。
一度お休みをして様子を見る、というのも一つの方法かと思います。
特に子供にとって負担になる大きな出来事があった、公文の他に忙しいイベントがあった、などのときは一度くもんを離れてみて、また落ち着いてから公文に行くのもいいですよね。
休会の場合の申し出は原則前月末日まで(会費をクレジットカードや口座振替払いにしている場合は別途指定日があるので、指定日まで)に行います。
1日でも教室に行ったり、教材をもらったりすると1ヶ月分の月謝は発生するので注意してくださいね。
休会するかも?と思ったら早め早めに先生に相談しておくのが得策です。
やめる意味を相談する
いろんな手を考えたり、休会などしてみたけれどやっぱり子供のやめたい気持ちは変わらないようだ、と思ったらやめる選択肢を選ぶこともありますよね。
でも、その時に思うのが「ここでやめたら簡単にやめる癖がつくのではないか?」ということです。
やめ癖を付けないためにも、子供と一緒に、「なぜ今回公文をやめるのか」というのを時間をしっかりとって考えるのをおすすめします。
しっかり考えたうえでやめるのであれば、「なんとなくやめたくなったからやめるのではない」ということにお互い納得してやめられると思います。
また、今回やめる理由が明確になっていれば、次回新しいことを始めるときにその点を注意して選ぶこともできますよね。
「今度習い事を始めるときには、より慎重に最初に合っているか見極めようね」など確認しておくのもいいと思います。
公文行きたくない時のまとめ
いくら体験学習などをして、その時は「公文をずっと続けていこう」と思っても、状況は常に変わっていくもの。
子供がやめたい、と言ってきたときに「なんでやめるなんて言うの?何としてもやりなさい!」などと一方的に言うのではなく、子供の気持ちをきちんと受け止めてあげたいな、と思います。
そのためにも、宿題の時間は子供の傍について、勉強の様子を見て細かな変化にも敏感でいてあげたいな、と思っています。
ご参考になれば幸いです。
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